研究2019.01.18
土本晃裕先生(H14)の論文がNephrol Dial Transplant誌に掲載されました!
土本先生(H14)の論文がNephrol Dial Transplantに掲載されました!
九州大学腎臓研究室の関連病院から,201例の巣状分節性糸球体硬化症を抽出し,コロンビア分類の有用性について検証しました.今まで言われいている通り,Tip variantの腎予後良好とCollapsing variantの腎予後不良で,他の3群(NOS,Perihilar, Cellular)の腎予後は同等でした.感度分析ではコロンビア分類を導入することで腎予後予測は有意に改善していました.また,層別解析で,ステロイド治療を使用しなかった集団では,Cellular variantはNOSよりも腎予後不良(HR 5.0)でしたが,ステロイド治療を受けた集団では,Cellular varnant とNOSの腎予後は同等でした.以上より,Cellular variantでは,ステロイド治療により腎予後が改善する可能性が示唆されました.
九州大学腎臓研究室の関連病院から,201例の巣状分節性糸球体硬化症を抽出し,コロンビア分類の有用性について検証しました.今まで言われいている通り,Tip variantの腎予後良好とCollapsing variantの腎予後不良で,他の3群(NOS,Perihilar, Cellular)の腎予後は同等でした.感度分析ではコロンビア分類を導入することで腎予後予測は有意に改善していました.また,層別解析で,ステロイド治療を使用しなかった集団では,Cellular variantはNOSよりも腎予後不良(HR 5.0)でしたが,ステロイド治療を受けた集団では,Cellular varnant とNOSの腎予後は同等でした.以上より,Cellular variantでは,ステロイド治療により腎予後が改善する可能性が示唆されました.