研究2019.10.17
相原成志先生(H22)の症例報告がCEN Case Reports誌に掲載されました!
相原成志先生(H22)の症例報告がCEN Case Reports誌に掲載されました!
腋窩動脈血管肉腫を発症した血液透析患者を経験し、文献レビューを添えて報告しました。血管肉腫は稀ではありますが極めて悪性度が高い軟部腫瘍です。本症例も多発肺転移を来しており、PS不良で化学療法の適応がなく、まもなく死亡退院となりました。血液透析患者ではシャント肢の疼痛、腫瘤を初期症状として発症しやすく、初期診断では感染症、シャント閉塞・血栓と判断される症例が殆どのようで、診断まで平均で14週も要していました。透析患者の上肢の疼痛、腫瘤の鑑別として血管肉腫を考慮する必要性を認識させられました。
腋窩動脈血管肉腫を発症した血液透析患者を経験し、文献レビューを添えて報告しました。血管肉腫は稀ではありますが極めて悪性度が高い軟部腫瘍です。本症例も多発肺転移を来しており、PS不良で化学療法の適応がなく、まもなく死亡退院となりました。血液透析患者ではシャント肢の疼痛、腫瘤を初期症状として発症しやすく、初期診断では感染症、シャント閉塞・血栓と判断される症例が殆どのようで、診断まで平均で14週も要していました。透析患者の上肢の疼痛、腫瘤の鑑別として血管肉腫を考慮する必要性を認識させられました。