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研究2024.05.14

植木研次先生 (H21年)の症例報告がCEN case report誌に掲載されました!

植木研次先生 (H21年)の症例報告がCEN case report誌に掲載されました!

原因不明の末期腎不全のため、緊急血液透析導入となり、移植目的で当院に転院になった23歳男性です。
既に腎は萎縮しており腎生検は困難でしたが、12年前に腎生検を施行され原因不明とされていました。
当時の腎生検標本を取り寄せ、再度私たちで検討したところわずかな間質泡沫細胞浸潤を認めたことで、Alport症候群を疑い、皮膚生検で原疾患を確定することができました。
正確な原疾患が特定できたことで、移植後のGBM腎炎の発症に注意することや、遺伝学的な情報を提供することが可能となりました

腎機能が廃絶した末期腎不全患者さんでは腎生検が困難な場合も多いですが、
原疾患によって生命予後が異なること、移植後再発の可能性、遺伝性腎炎の可能性などの観点から、原疾患の特定に全力を尽くすことは重要です。
また、どんなに過去の腎生検標本であっても、腎臓内科主治医が直接顕微鏡で確認することの意義を教えてくれた教育的な症例でした

Ueki K, Tsuchimoto A, Matsukuma Y, Kitazono T, Nakano T. A case of end-stage kidney disease due to Alport syndrome diagnosed by skin biopsy after review of a renal biopsy 12 years ago. CEN Case Rep. 2024 May 7. PMID: 38714628.

九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 腎臓研究室

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