医学生・研修医の方へ

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日々臨床と研究の研鑽を積み、現在そして未来の腎臓内科診療に貢献する。助教 山田 俊輔

勤務歴

2003年 九州大学医学部卒業
2003年 九州大学病院 旧第2内科 研修医
2004年 製鉄記念八幡病院 内科 研修医
2005年 九州大学病院 腎疾患治療部
2006年 九州大学病院 腎・高血圧・脳血管内科
2007年 九州大学大学院 大学院生
2012年 学位取得 (医学博士)

2012年 医療法人 福岡腎臓内科クリニック 透析室長
2013年 福岡歯科大学 総合医学講座 内科学分野 助教
2015年 ワシントン大学 バイオエンジニアリング部門 ポスドク
2017年 九州大学病院 腎疾患治療部 医員
2018年より現職

研究室の魅力を3つ教えてください。

1

幅広く活躍できる腎臓内科医という名のジェネラリストを育成します

急性腎障害や腎炎・ネフローゼ症候群は勿論、電解質異常や腎不全に伴う臓器合併症の治療、さらには透析や腎移植まで、非常に幅広い領域を担当するのが腎臓内科医です。社会の高齢化と医療の高度化に伴い、多彩な病態を合併した患者さんが急増する中、総合内科医としての側面が強い腎臓内科医が担う役割は年々幅広くなっています。

2

患者さんに寄り添う姿勢を大切にした医療人を輩出します

我々の研究室は、その黎明期から、患者さんのことを第一に考える姿勢を伝統として引き継いでまいりました。いつの時代にあっても医療の中心は患者さんです。私たちの研究室は、諸先輩方から受け継いできたその心を大切に、日々の診療に取り組んでいます。

3

明日の医療を創り出すフィジシャン・サイエンティストを養成します

日々の臨床に誠意をもって取り組む中で生まれる疑問を臨床研究や基礎研究で解明し、次世代の医療を創造することも私たちの大事な役目であると考えています。九大の腎臓研究室はそのための十分な経験と実現するための人的・物的なリソースを提供できる体制を整えています。リサーチマインドをもった臨床医(フィジシャン・サイエンティスト)の育成にこれからますます注力していきます。

入局を考えている先生方に一番伝えたいこと

腎不全の進行抑制を目標とし、末期腎不全に至った場合には腎移植や透析療法で患者さんの社会復帰を支援する診療スタイルであった腎臓内科診療が大きく変わりつつあります。医学の進歩は目覚ましく、診断技術の革新、画期的新薬の開発、さらには再生医療の登場によって腎臓病が治癒し、失われた腎機能を取り戻す治療ができる時代がすぐそこまで来ています。これから腎臓内科医を目指す先生方は新たな腎臓内科診療の幕開けに立ち会い、その担い手として活躍していく世代です。ぜひ、私たちと一緒に次世代の腎臓病診療に取り組んでいきましょう。

今後の先生の目標は

臨床面では、諸先輩方から受け継いだ患者さん主体の診療を心がけ、研究面では腎臓病に関連した骨やミネラル代謝や栄養に関する基礎研究と臨床研究をさらに深めていきたいと思っています。

また、腎臓研究室に所属する先生方の年齢層もバックグラウンドも幅広くなり、個々のライフスタイルやニーズに応じた働き方を支援できるよう、研究室運営を新しい時代に即して変えていく必要性を感じています。研究室主任や諸先輩方と協力して、九大の腎臓研究室全体がより良い方向に進んでいくための様々な取り組みに携わっていくことができれば、それは望外の喜びです。

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九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 腎臓研究室

〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 交通アクセス

TEL:092-642-5256 FAX:092-642-5271
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