主任あいさつ

皆様、こんにちは。令和7年7月1日付で九州大学第二内科腎臓研究室の主任を拝命いたしました山田と申します。
私どもは腎臓内科学の黎明期から、常に最先端の腎臓病学・透析医学の提供を目指し、臨床・教育・研究のすべてに真摯に取り組んでまいりました。諸先輩方が築いてこられた伝統と成果に深い敬意を抱くと同時に、現役研究室員の先頭に立つ責任の重さに、身の引き締まる思いです。
現在、腎臓病学は大きな転換点を迎えています。保存期CKDや慢性糸球体腎炎に対する新規治療薬の登場、腎機能悪化を抑制する治療法に関するエビデンスの急速な蓄積、さらにはオンコネフロロジーといった新領域の台頭により、腎臓内科に求められる役割はますます広がっています。私たちはこの変革の波に流されることなく、時代のニーズに即応した質の高い医療を提供し続けたいと思っています。そのためには、若い力と経験豊かな医師の知見を融合することが欠かせません。
当研究室は「人を育てること」に重きを置いています。研修医・内科専攻医はもちろん、腎臓内科を志す中堅医師にも日常的に専門医としての研鑽の機会を提供できるよう、指導経験の豊富な医師を中核病院に重点的に配置し、市中病院において質の高い臨床研修が可能な体制を整備しています。内科専攻医制度やライフイベントにも柔軟に対応し、最短距離で専門医取得を目指せる研修プログラムを構築しています。研究室員のライフステージの変化に合わせた働き方ができるように努めています。九州大学第二内科の腎臓研究室にご興味をお持ちの研修医・内科専攻医の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
また、当研究室では「明日の医療を創る」ことを目標に、基礎研究と臨床研究にも力を注いでいます。保存期、透析期、移植期それぞれにおけるコホート研究を推進しつつ、腎炎やCKD、各種合併症の病態解明をめざす基礎研究にも取り組んでいます。臨床と研究の両輪をバランスよく推進し、次世代の腎臓病診療に貢献できる研究室でありたいと考えています。
当研究室は令和7年に創設50周年という大きな節目を迎えています。50年の伝統を受け継ぎながら、新しい時代にふさわしい腎臓内科医療の担い手を育成し、社会に貢献していく所存です。今後とも、九州大学第二内科腎臓研究室をどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年7月





