医学生・研修医の方へ

活躍する女性医師

それぞれの活躍の場所があり、皆が生き生きと働き続けられる研究室です。大学院生 関 麻衣
勤務歴
2008年  九州大学医学部 卒業
2008年  福岡赤十字病院 初期臨床研修医
2010年  九州大学病院 腎・高血圧・脳血管内科 医員
2012年  門司掖済会病院 内科
2014年  製鉄記念八幡病院 腎臓内科
2020年  九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 臨床大学院入学

入局を決めたきっかけを教えてください。

腎臓内科は腎炎・ネフローゼの治療、体液・電解質管理、透析管理など高い専門性がありますが、一方で保存期腎不全から透析療法まで、患者さんの半生にわたって関わることができる診療科です。その多様性と、知識豊富で臨床力のある先生方、患者さんに親身に接する研究室全体の雰囲気に魅力を感じて、入局を決めました。また、私は手術も好きでしたので、穿刺や手術等の手技が多い診療科であることも大きな魅力でした。

女性の立場からみた腎臓研究室とはどのような雰囲気ですか?

これまで大学病院、関連病院それぞれで働いてきました。性別にかかわらず、臨床経験や研究、発表のチャンスをいただいていると感じます。後輩の女性医師もかなり増え、たくさんの先生が結婚や出産を経験していますが、皆、いろいろな病院で役割を担い頑張っています。

女性に限らず、家庭の事情や健康状態等で問題をかかえることはあると思います。そのようなとき、仕事を続けるには、環境と自分のモチベーションの両方が必要です。腎臓研究室において、私は、尊敬し頼れる上司の先生、向上心があり協力しあえる同僚に恵まれ、刺激をうけたり支えられたりして楽しく仕事を続けることができています。

それぞれの状況への配慮、それぞれの活躍の場所があり、皆が生き生きと働き続けられる研究室だと思います。

女性の入局希望者へメッセージをお願いします

人生にはいろいろな場面があります。家庭との両立、出産・育児のための一次休職、復帰、それぞれの状況でどう働くのか不安になることもあるかと思います。そんなときは、経験者に聞くのが一番です。
腎臓研究室にはたくさんの女性の先輩がいて、皆楽しく働いています。
ぜひ仲間として一緒に働いてみませんか。

上司、同僚、家族の協力を得て、柔軟かつ効率的に働いています。包括的腎不全治療学 准教授 鳥巣 久美子
勤務歴

1998年  九州大学医学部 卒業
1998年  九州大学病院 研修医
1999年  九州中央病院 内科研修医
2000年  福岡赤十字病院 腎センター医員
2001年  九州大学大学院 入学
2003年  第一子出産

2006年  学位取得(医学博士)
2006年  第二子出産
2007年  九州大学生体防御医学研究所 研究員
2010年  アメリカ国立衛生研究所 留学
2013年  九州大学病院 腎臓・高血圧・脳血管内科 助教
2018年より現職

研究と家庭を両立させるため、どのような工夫をされてますか?

働く時間は限られていますので、時間を有効に使うよう心掛けています。1日をどうやって時間を使うか、通勤の電車の中で考えます。しなければならないことを全て終わらせることはできませんので、何事にも優先順位をつけ、その順番でとりかかります。

職場の上司、同僚、家族の協力を得て始めて、仕事と家庭は両立できます。その点は私は腎臓研究室に所属して恵まれていました。今の環境に感謝しています。しかしハンディを抱えながら働いている人は自分だけではないと思います。他の人も理解し、協力するよう心掛けています。

今後どのような研究者になっていきたいですか?

真実を面白く伝えることが目標です。
真実を得るためには、正確な実験と解析を行うことが必要です。

また面白く伝えるためには、その研究の面白い点を自分が理解していなくてはいけません。新しい発見や、面白い点に気づく一瞬が研究の醍醐味です。

女性の入局希望者へメッセージをお願いします

女性には人生のステージにおいて、仕事中心ではなく、柔軟に働かなくてはならない場面があります。腎臓研究室にも多くの女性医師が所属しており、様々な働き方で活躍されています。当研究室では、そんな先輩方の経験を聞くことができます。

人生はとても長いです。時間が短くても、キャリアが中断しても、その時に与えられた仕事を一生懸命すれば、結果はついてくると信じています。私たちと一緒に働いてみませんか?

九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 腎臓研究室

〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 交通アクセス

TEL:092-642-5256 FAX:092-642-5271
  • 九州大学
  • 九州大学病院
  • 大学院医学研究院、大学院医学研究府、医学部