研究2021.03.15
片渕 律子先生 (S54) の論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました!
片渕 律子先生(S54)の論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました!
IgA腎症はIgAが糸球体に優位に沈着する糸球体腎炎”と定義されています。
IgA腎症における軽鎖沈着については古くよりλ優位であることが知られていました。一部
の症例では軽鎖のうちの一種類しか染色されないこともわかっていました。一方、2004年にMonoclonal IgG沈着を伴う増殖性腎炎(Proliferative glomerulonephritis with monoclonal IgG deposition:以下PGNMID)が独立した新しい疾患概念として提唱され、そのうち30%は骨髄腫に進展することも報告されています。また、PGNMIDのIgA versionともいえる症例の報告も散見されるようになり、IgA腎症におけるMonoclonal IgA沈着の意義は不明です。これを明らかにする目的で福岡赤十字病院のLarge cohortを用いて後ろ向き研究を行いました。
その結果、IgA腎症においてどちらか片方の軽鎖しか沈着していない症例(Monotypic IgA deposition)は極めて少なく、IgA腎症の軽鎖沈着の偏りと臨床病理学的所見には、特徴的な関係はみられず、またMonotypic IgA depositionと骨髄疾患との関係も見られませんでした。しかし、今後もどちらか片方の軽鎖しか沈着していない症例では骨髄疾患の合併の可能性を念頭に、注意深い経過観察が必要であると思われます。
IgA腎症はIgAが糸球体に優位に沈着する糸球体腎炎”と定義されています。
IgA腎症における軽鎖沈着については古くよりλ優位であることが知られていました。一部
の症例では軽鎖のうちの一種類しか染色されないこともわかっていました。一方、2004年にMonoclonal IgG沈着を伴う増殖性腎炎(Proliferative glomerulonephritis with monoclonal IgG deposition:以下PGNMID)が独立した新しい疾患概念として提唱され、そのうち30%は骨髄腫に進展することも報告されています。また、PGNMIDのIgA versionともいえる症例の報告も散見されるようになり、IgA腎症におけるMonoclonal IgA沈着の意義は不明です。これを明らかにする目的で福岡赤十字病院のLarge cohortを用いて後ろ向き研究を行いました。
その結果、IgA腎症においてどちらか片方の軽鎖しか沈着していない症例(Monotypic IgA deposition)は極めて少なく、IgA腎症の軽鎖沈着の偏りと臨床病理学的所見には、特徴的な関係はみられず、またMonotypic IgA depositionと骨髄疾患との関係も見られませんでした。しかし、今後もどちらか片方の軽鎖しか沈着していない症例では骨髄疾患の合併の可能性を念頭に、注意深い経過観察が必要であると思われます。





