永江 洋先生 (H14年) の原著論文がNephrology誌に掲載されました！

福岡東医療センターに通院中で75歳以上の高齢CKD患者301名の腎予後と生命予後を後
方視的に検討しました。末期腎不全の発生率は、蛋白尿陰性の患者ではCKDステージG5
でのみ有意に増加しましたが、蛋白尿陽性の患者ではCKDステージG3bから徐々に増加し
ました。高齢者であっても蛋白尿を伴うCKD患者は早期のステージから慎重に経過観察
する必要があると考えられました。

Nagae H, Ueno Y, Shojima M, Takae K, Kuroki Y, Katafuchi R.
Risk factor for progression to kidney failure with replacement therapy in elderly patients with chronic kidney disease: A retrospective single-centre cohort study.
Nephrology (Carlton). 2023 Apr 22. doi: 10.1111/nep.14163. Epub ahead of print. PMID: 37086149.