内田裕士先生 (H23年)のQコホート研究に関する論文がBlood Purificationに掲載されました!

Qコホート研究に登録された3139名の維持血液透析患者において、全身性炎症の指標である血清C反応性蛋白(CRP)濃度と悪性腫瘍関連死亡との関連を検討しました。血清CRP濃度の増加とともに悪性腫瘍死亡のリスクが有意に上昇することが明らかとなり、血液透析患者において悪性腫瘍は重要な死亡原因ですが、全身性炎症への治療介入が血液透析患者の悪性腫瘍関連死亡のリスク低下につながる可能性が示唆されました。

Uchida Y, Nakano T, Hiyamuta H, Kitamura H, Taniguchi M, Ooboshi H, Tsuruya K, Kitazono T. Association between Serum C-Reactive Protein Concentrations and Risk of Cancer-Related Mortality in Patients Undergoing Hemodialysis: 10-Year Outcomes of the Q-Cohort Study. Blood Purif. 2023 Jun 16:1-8. doi: