臨床研究
腎不全治療にかかわる医療スタッフがとらえる 腹膜透析の導入基準
はじめに
医学的・社会的なメリットが報告されているにもかかわらず本邦において，導入期の腎代替療法としての腹膜透析（PD）の選択率は10%に満たないほど少ないことが知られています．そこで，医療スタッフがPDの適格基準（どんな患者さんがPDに向いているか）をどのようにとらえているかということを知ることで，PDが普及しにくい原因は何かということを探索するために今回のアンケート調査を企画しました．
対象
本調査は，4月18日の腹膜透析研究会にご参加の医療スタッフの皆さんを対象としたアンケート調査です．この研究会の参加施設は，九州大学大学院 腎臓研究室の関連施設です．当日，研究会に参加いただけなかった方でも本研究の趣旨をご理解いただき，ご協力いただける方であればどなたでもアンケート調査にはご参加いただくことができます．ご協力いただく際に，事前の申込みや個人情報の登録は不要です．
研究デザイン
多施設共同アンケート調査
研究内容
この調査はWebサイトを使ってみなさんのご意見を回答していただくスタイルです．アンケートにご回答いただくことによって，研究協力に同意をいただいたとさせていただきます．回答内容には，年齢層，性別，職種，勤めている病院の種類が含まれますが，その他の個人情報は含まれませんし，電話番号やメールアドレスの登録も必要ありません（連結不可能匿名化）．
ご自身のコンピュータやスマートフォンから専用のWebサイト（4月18日にアドレスを配布します）にアクセスいただき，ご回答ください．年齢層や性別，職種，勤めている病院の種類をお尋ねした後，32症例の仮の腎不全患者さんが提示されます．それぞれの症例について，PDで導入してもよいと思うか，あまり薦められないと思うか4段階で回答し，最後に「送信」してください．回答の所要時間は5～15分です．
回答の締切は，2017年4月30日17時まで，とさせていただきます．
このアンケートは，コンジョイント分析という方法を用いて作成されています．PDを薦められる，または薦められないという回答者の判断に影響した要因について，優先順位をつけながらどの要因がどんなふうに判断に影響したかを明らかにしていきます．通常の1問1答形式の聞き取り方法に比べて，条件が組み合わさったときの優先順位やトレードオフについて明らかにすることができる方法で，実際の意思決定により近い解析結果が得られると期待できます．
【アンケート画面の例】
アンケートサイト: Questant（株式会社マクロミル）
ご自身のコンピュータやスマートフォンから専用のWebサイト（4月18日にアドレスを配布します）にアクセスいただき，ご回答ください．年齢層や性別，職種，勤めている病院の種類をお尋ねした後，32症例の仮の腎不全患者さんが提示されます．それぞれの症例について，PDで導入してもよいと思うか，あまり薦められないと思うか4段階で回答し，最後に「送信」してください．回答の所要時間は5～15分です．
回答の締切は，2017年4月30日17時まで，とさせていただきます．
このアンケートは，コンジョイント分析という方法を用いて作成されています．PDを薦められる，または薦められないという回答者の判断に影響した要因について，優先順位をつけながらどの要因がどんなふうに判断に影響したかを明らかにしていきます．通常の1問1答形式の聞き取り方法に比べて，条件が組み合わさったときの優先順位やトレードオフについて明らかにすることができる方法で，実際の意思決定により近い解析結果が得られると期待できます．
【アンケート画面の例】
アンケートサイト: Questant（株式会社マクロミル）
個人情報の管理について
本研究では個人情報の収集を行いません．
この研究によって得られる利益と不利益
本研究は，単回のアンケート調査でありご参加いただくことによる直接の利益も不利益も想定していません．ご協力いただく上での時間的なご負担が少ないように，アンケートサイトへのアクセスは24時間可能となっています．
経済的な負担や謝礼について
アンケートの送信に費用は発生しませんが，アンケートサイトへのアクセスのためのインターネット通信料は，参加いただく方の自己負担となりますのでご了承ください．また，アンケート回答は匿名で行われますので，謝礼はありません．
研究への参加とその撤回について
ご自身の判断でアンケートサイトにアクセスしていただき，回答を送信していただくことで同意とさせていただきます．個人が特定できないシステムとしていますので，登録後の同意撤回はできませんのでご注意ください．
利益相反について
九州大学大学院 包括的腎不全治療学講座はBaxter株式会社から資金提供を受ける寄附講座ですが，Baxter株式会社は本研究の計画，実施，解析，発表には関与していません．
この研究に関する情報提供について
この研究で得られた成果は，学会発表・論文発表の形で公表いたします．公表後は九州大学大学院病態機能内科学 腎臓研究室のホームページでも公開いたします．この研究に関して，もっと詳しく知りたい場合には，以下の資料を閲覧することが出来ます．希望される場合には下記連絡先までお申し出ください．
・研究実施計画書
・研究実施計画書
研究の実施体制について
研究責任者
九州大学大学院 包括的腎不全治療学 准教授 鶴屋和彦
研究分担者
九州大学病院 腎疾患治療部 助教 鳥巣久美子
九州大学大学院 病態機能内科学 助教 藤﨑毅一郎
九州大学大学院 臨床教育研修センター 助教 土本晃裕
研究協力者（コンジョイントカード・アンケートの作成，統計解析）
佐賀大学医学部附属病院 臨床研究センター 特任准教授 吉田寿子
連絡先：
九州大学大学院 包括的腎不全治療学 准教授 鶴屋和彦
〒812-8582 福岡市東区馬出3丁目1-1
電話：092-642-5843 FAX：092-642-5846
九州大学大学院 包括的腎不全治療学 准教授 鶴屋和彦
研究分担者
九州大学病院 腎疾患治療部 助教 鳥巣久美子
九州大学大学院 病態機能内科学 助教 藤﨑毅一郎
九州大学大学院 臨床教育研修センター 助教 土本晃裕
研究協力者（コンジョイントカード・アンケートの作成，統計解析）
佐賀大学医学部附属病院 臨床研究センター 特任准教授 吉田寿子
連絡先：
九州大学大学院 包括的腎不全治療学 准教授 鶴屋和彦
〒812-8582 福岡市東区馬出3丁目1-1
電話：092-642-5843 FAX：092-642-5846
